重陽


五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)に因んだ
人形などをご紹介していきます。

平成十七年の旧暦、九月九日は十月十一日です。
古来中国では一から九までの奇数を陽数とし
陽数の最大数である九の重なる九月九日を「重陽」と称しました。

五月五日の端午の節句に飾られた薬壽玉を
この重陽の日に茱萸袋
(ぐみぶくろ)と架け替えます。
重陽は又重九とも呼ばれ
長久を連想させるところから様々な行事が発達しました。

能楽「菊慈童」には、罪を得て深山へ追いやられた童児が
経文を記した菊の葉から零れた露の滴る谷川の水を飲み
七百年の命を保つ物語が語られます。

中国より渡来の菊が長寿をもたらす伝説と
重陽の長久が重なり、菊に因んだ行事が多く行われました。
重陽の前日に 菊の花に夜露を染込ませる為
綿を被せる事を着せ綿と言います。
重陽の当日、露の降りた菊の香り立つ綿で身体を拭うと
長寿を得ると言われました。

この行事について、枕草子に記述があります。
「九月九日は、暁がたより雨すこし降りて
菊の露もこちたうそぼち、
おほいたる綿など、もてはやされたる。
つとめてはやみにたれど、曇りて
ややもすれば、降り落ちぬべく見えたる、をかし」

今回は、現代の雲上流「茱萸袋」と
菊の節句とも呼ばれる「重陽」に因んだ飾りを御目にかけます。



重陽 茱萸袋と菊の飾
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