端午


平成二十一年の旧暦五月五日は五月二十八日です。

今回は戦前の丸平製檜兜を御目にかけます。

「弁の内侍日記」
・・・わずか四歳で即位した幼帝 後深草天皇 近侍の女房の日記・・・
 寛元元年
(1243年)より譲位の正元元年(1259年)迄十七年間 -鎌倉中期-
五月五日につし
__(不明)女房たちに菖蒲兜せさせ、花どもか__(不明)やめの鬘かけ、・・・

「増鏡」−「弁の内侍日記」同時期
五月五日所々より御かぶとの花、薬玉など、色々に多く参れり。

他に後崇光院伏見宮貞成
(さだふさ)親王の「看聞日記」
−応永二十七年
(1420年)室町期−
菖蒲兜を若宮に献上する次第が記述。

現代に至るまで制作されております「檜兜」の初期の頃は
端午の節会に用いられた菖蒲蔓に由来し
壁邪として菖蒲で頭に載せる兜を
後宮女房が手作りしたものが次第に形を成してゆき
室町時代には「五月四日 御甲の菖蒲、檜皮師進上之」等と也
「菖蒲兜」が時代と共に近世の「檜兜」の精巧な飾物の形に
移行し完成を見たと思われます。


西川祐信画「絵本寝覚種」
久保田米所著「玩具叢書 人形作者篇」より 西川祐信画「絵本寝覚種」−元文年間(1740年頃)-
端午 檜兜
写真帖六拾六號檜甲飾全景
丸平製檜兜 表 





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(平成二十一年度)

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