端午



平成十九年における旧暦の五月五日は六月十九日です。

宮中における端午の節会は奈良朝より行われていたようですが
華やかに重々しく例年執り行われていたのは平安朝とされています
五日の節会当日天皇は武徳殿に御し内外群臣これ皆菖蒲鬘をつけ参列
内薬司(中務省)、典薬寮(宮内省)からは菖蒲机を献じ
天皇より女蔵人により続命縷(薬玉)を臣下に賜り次いで
午刻内膳司より御前を供し臣下もこれを賜ったようです

薬玉は平成十七年の端午に近世の姿を見て戴きましたが
平安当時の続命縷つまり薬玉は菖蒲、艾
(よもぎ)
四筋の糸が下げられたものであったらしく
「枕草子」の四十六段に
「空のけしきの曇りわたりたるに、后の宮などには
縫殿より御薬玉とて色々の糸を組みさげまゐらせたれば
御帳立てたる母屋の柱に、左右につけたり。
九月九日の菊を綾と生絹のきぬに包みてまゐらせたる
同じ柱に結ひつけて月ごろあるべきにやあらむ。
されど、それは、みな糸を引き取りて物結ひなどして、しばしもなし」
とあります

糸が実用に用いられていた様子がわかります
室町に入って薬玉も様々な形に造られるようになり
公武の贈答として用いられたようです

丸平でも様々な薬玉を調製しておりますが
「草」の形をとった皐月の薬玉を
昨年の第一回丸平文庫の人形展に飾りました
菖蒲打ちに興ずる様子の人形とともに御覧下さい


「草」の形をとった皐月の薬玉
久壽球
  ▲節句 人日  ▲節句 上巳  ▲節句 七夕  ▲節句 重陽

  (平成十九年度)



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